2017年05月08日

思い出のキャブ!?

4月某日、珍しいキャブレターが入ってきた。
いつも色々とお付き合いさせてもらっている某メーカーの方から
突然CB750FBの修理を手伝ってくれないかと打診があった。
依頼の理由は・・関東方面でいろいろ修理をしてきたが
なかなかいい感触にならず、ついに三重まで来てしまったらしい。
だがしかし、レースも始まり時間もないし納期は決まっているので
エンジンの修理はするので、キャブレターO/Hをしてくれないか
ということだった。
引き渡しは4月29日と言われ、それなら時間もたっぷりあるし
と思っていたのだが。。
入庫した車体は確かにCB750FB、けれどキャブレターは
初期型のCB750FZ、それも初期の初期ではないか!
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高校生の頃アルバイトをして貯めたお金とローンで
初めて買った中古のナナハンがCB750FZ。
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余った脂肪など何処にもなく、髪もフサフサあったころの思い出の車種だ^^;
そのキャブとなると
長い年月を経て何度も何度もO/Hをされてきたと思われる。
メイン系とエアカットバルブは新品部品に交換されているが
メインノズル、ジェットニードル、ジェットホルダーはそのままで
真鍮の中はガサガサになって傷だらけ。
パイロットスクリュの先端も少し曲がっている。
これでキャブレターセッティングが濃すぎたのか。。。
原因が解れば早速、対策と修理にかかる
まず、キャブレターの燃調キットをCB750FBからFZに変更
パイロットジェットの打ち込みを慎重に取り出して
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大きさを確認することから始めた。
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一本取り出したパイロットジェットを測定して
某社に無理を言って作ってもらった(純正部品だったら#35)
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番号違いを作りたいが時間とお金がかかるので
一発でセッティングを決めないといけない
キャブレターを全バラにしてエアカットバルブは新品だが
ゴムはノーマルの2倍くらい硬いのでこれではチョークが効かないはず
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オーナー様に連絡をとってもらうと
「前回の整備の際に部品交換したのでそのままで」
ということでチョークの効きが悪いのも承知されているようだ。。
作業が進む中、パイロットジェットも出来てきてすべての部品を組み直し
O/Hしたキャブレターをメーカーに引き渡し
O/H済のエンジンを組み上げられたCB750がジンに入庫。
ここから同調をとって少々セッティングを変えながら
試走を繰り返して微調整をしていく。
290423 006.JPG
2速、3速で様々な乗り方を試しセットアップして車両をメーカーに戻す。
納期にも間に合ったがやはり気になるのはオーナー様の感想。
引き渡しの日に宮城から来られて試走され、
満足していただいた様子でお帰りになったと聞くと
素直に「あ〜よかった」とホッとする。
不具合あればオーナー様にも依頼された先方にも
申しわけないので、いい報告をいただきココロも新緑の五月晴れ。
これからもCB750FZ、末永く大事にしてあげてくださ〜い^^
posted by もっさん at 17:30| Comment(0) | 日記
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