2017年04月25日

ヤマハ 2017 YZ250Fのクランク

今年も全日本モトクロス用のクランク分解、組み上げ、芯出し、調整の仕事が開始した。
それは、ある日突然届いた小さめのダンボール箱から始まった。
昨年シーズン半ばに依頼を受けてクランクの芯出し組立をしたYZ250F。
’16シーズンの成績はメーカーワークスの次点、プライベートチームではトップでランキング2位だった。
クランクを送ってきたエンジン組み立て担当者さんは、昨年シーズン最後の時期に
モトクロスエンジンは色々な理由があってこれで終わりにする
と言っていた。
だから今年は、急なクランク組み上げ依頼も無い(はず)
つまり自分の作業に集中できる!
突然で驚いたけど面白い仕事させてもらったな
と思っていた。
そんな矢先に同じようなダンボール箱が送られてきた。。
うっ。。こ、これは。。
箱を開けると指示書と思われる達筆なお手紙とクランク二本。
1本は’17の新品クランク、もう一本はイタリアヤマハ ワークス仕様の某社製クランク。
今年の全日本モトクロスはやらないからって言っていたのに。。
004.JPG
クランク届いたかとエンジン担当の方から早速の連絡が有り
またやることになった理由を聞くと
エンジン依頼者は今年ヤマハからイタリアワークスのエンジンと契約したのか(?)
このエンジンで’17の全日本を戦うはずだった。
が、練習中に昨年作ったエンジンと比べて回転数も振動も馬力の出方がライダーに合わず
タイムうんぬんどころじゃない状態で第一戦は結果が出ず急遽連絡があった・・
という経緯らしい。
それが第二戦までにこの後もう一本、計3本組み上げないといけなくなった
そんなわけで
精度は昨年と同じでクランクの振れは5/1000以内〜出来るだけ0に近く・・・・
むむっ。。
それにしてもイタリアヤマハワークス某社のクランクは面白い。
精度より仕組みやコーテイングの加工が目につくばかりだ
納期までにまず二本組み上げ、加工測定、芯出しをする。
クランクの幅やスラストの幅を独自の数値に持って行き
芯ブレも数値内に入れて行く。。
最終的に右は3/1000、左は1/1000に出来上がった

出来たクランクを引き渡した後、エンジン担当さんが馬力とトルクを上げる仕事をして組み上げて、
電子制御担当さんがセットアップしてレース車両に仕上がっていきます。
事前練習で最速ラップタイムが出たが、23日第二戦第一ヒートでは4位。
しかし、第二ヒートはトップを取れたという報告をいただきました。
いつも急な話でビックリしますが、この仕事をさせてもらってありがたく思うし、
本当に勉強になります^^
クランクの画像は後日アップの予定です。
posted by もっさん at 18:24| Comment(0) | 日記
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